事故責任違法行為

以下は訴状に記した加害者不法行為である。

2 責任原因
被告は,事故原因を複数の違反行為をもって、原告が予測も出来ない運転を行なったため、原告の注意義務範疇及び過去の運転経験からの判断にては避け得ざるものであり、その違反行為を時系列にて列記する。
1) 道路交通法 第62条 (整備不良車両の運転の禁止)違反。
被告は、右側バックミラーが脱落して後方確認不能な車両を運転して公道に侵入した。
見聞調書(甲2(その1))中央部に「右バックミラーの脱落」と本件事故によらない旨が明記されている。
2) 道路交通法 第70条 (安全運転の義務)違反
被告は、侵入道路の交通状況を確認せずに路外より道路に右折侵入した。
見聞調書の現場見取り図により被告車両の走行軌跡と見聞調書(甲2(その2))により、被告は衝突に至るまで原告車両の存在自体を認識できていない。しかし現場道路は見通しの良い直線道路で、通常の左右確認をしていれば容易に認識出来るものであり、原告車両は大型二輪で前照灯も常時点灯しているから、確認は容易であるにも関わらず、認識出来ていなかったとゆうことは被告が安全確認を怠ったことは明白である。
また原告の入院見舞いに被告が訪れた際に、他の車両の存在または関与を確認したところ、被告は「わかりません」と安全確認していないことを示唆したことから、安全確認不履行であったことは明白である。
3) 道路交通法 第25条の2 (横断等の禁止)違反
その結果、道路を直進中の原告の車両の走行を妨害した。
4) 道路交通法 第35条 (指定通行区分)違反
その後も道路左端を低速走行(停車の疑いも有り)して引き続き原告車両の走行妨害をした。
事故現場の道路左側に広い駐車場が有り、仕切もないことから路側帯を跨いでの走行及び随時路外左折が可能であり、狭い道路のほぼ中央を走行する大型二輪と側面衝突するには道路左端(路側帯)を通行していなければ、大型二輪は被告車両の右側を通過することは物理的に困難であるので、路側帯を走行していたことは確実である。
現場見取図の右下に被告指示の衝突状況の図が有るが、この図のようになるには、被告は道路外(路側帯を含む)より右折または道路横断しか無い。
5) 道路交通法 第27条 (他の車両に追いつかれた車両の義務)違反
追いつかれた車両は、引き続き低速で走行する場合はできる限り道路の左側端に寄ってこれに進路を譲らなければならないと規定されているが、被告は「左側端に寄った」が「これに進路を譲らなかった」どころか「妨害した」ために側面衝突に至った。
6) 道路交通法 第25条の3 (道路外に出る場合の方法)違反
後方確認無く道路外右折を開始した。
後方確認どころか、その手段がない違法車両であり、もしバックミラーが装備されていれば、意図的に後方確認しなくとも右折方向視野内にて大型二輪の前照灯が右ミラーに映りこみ確認が可能であったところでもある。
7) 道路交通法 第34条の2 (左折又は右折)違反
右折準備無く、道路左端より道路外右折を開始した。
被告は右折後更に続けて右折を重ねる事が予定されていれば、違法に道路左端に車両を寄せなれば、動静判断の余地も有ったかもしれない。
8) 道路交通法 第53条の3 (合図)違反
周囲車両に予め合図をすること無く道路外右折を開始した。
見聞調書(甲2(その2))にて、道路外右折のためハンドルを切った地点と合図を出した地点が同じであり、合図を出したとは言えないから、合図をしなかった事は明白である。
また、原告が被告の車両の動静から急ブレーキに至ったのは、車体が右に動き出したのを瞬時に察知しためで合図は確認していない。

上記1)〜8)に列記した違反行為は、被告の守るべき交通法規を全て無視するものであり、整備不良などは安全運転の心がけも無いと言わざるをえない。




被害者の記憶が無い(曖昧)状態から見聞調書より様々な事実を読み取ることとなる。(以下は見聞調書よりの図)


見通しの良い道路で加害者は道路侵入後”徐行”してすぐに道路外右折を始めている。
通常、道路外から左右確認すれば道路に走行車両が居るかどうか分からないはずはない。
※加害者は左右確認したと証言しただけで、裁判官の心証で左右確認したと事実認定。
また、道路内侵入後にミラー確認すれば後続車の存在は分からないはずがない。
※加害者はルームミラーとバックミラーを同時に見て確認したと証言しただけで、後方確認したと事実認定。
勿論、同時に2つのミラーを見ることは不可能でバックミラーがあれば昼間であっても大型二輪のヘッドライトが眩しいのだが・・・

また、確認と同時に合図開始したと証言、裁判官がどちらが先か質問するも・・・判りませんと


加害者は道路中央により右折準備していたと主張していたが、証言にて「覚えていません」と証言したことから
※予め右折準備をしていなかったと事実認定。


右バックミラーの脱落は本事故によるものでないことが明記されている。


加害者はバックミラーをガムテープでグルグル巻にして付けていたと証言しただけで
※バックミラーが事故の衝撃で脱落したと事実認定。
グルグル巻にするミラーの相手(ステー)も無いのに、どうやってグルグル巻にできるのか?
警察からは何も言われなかった証言したが、何故に見聞調書にしっかり明記されて居るのか?






上文は判決文の加害者の事実認定箇所であるが、原告の主張及び物理法則は全く無視である。



加害者の右折準備のないこと、及び直視による後方確認をしなかった事のみ注意義務を怠った過失と認めるに留まり
被害者には違法な進路予測が安全義務であるかのような(明らかな判例違反)を論旨展開して、
被害者に過失があっても、過失相殺することが公平であるとはいえないと論理に反する結論である。

尚、原告が見聞調書に基づく主張は、ことごとく的確な証拠がないと一蹴されている。
加害者の曖昧な矛盾した証言であっても、警察の見聞調書及び物理法則より証拠価値あると言うのか?


結論:裁判官の心証とは、理論(論理)に基づくものではなく、「不確実な思い込み」である確率が非常に高い。
特に常識でこれくらいは分かるだろうは禁物(特に理系の考え方)猿にでも分かるようにしても分かってもらえない。

交通事故裁判で、法曹関係者が道交法や実態についてほぼ無知であることははっきりした。
まして、法の素人が何を主張しようが、論理的主張すればするほど心証を悪くする。(営業的センスが無い)
基本的に、法論理と言う論理学モドキはあるらしいのであるが、法自体が論理的矛盾(人為)をはらんでいるので
数学的論理が通じないと思ったほうが良いであろう。
ではどうするか?・・・権威に頼るしかなさそうである。(論理的主張でなく、専門家に依る意見書)
何が書かれているか より 誰が書いたか が重要である。