ACアダプタを利用した簡易トリクル充電器の作り方    (秋月通販利用編)  おまけ

ACアダプタ(15V)の+側に制限抵抗をつけてバッテリーの+に接続するだけで簡単に12Vバッテリー充電器が出来ます。

ここで肝となるのは制限抵抗の値ですが、先ず短絡時にACアダプタの定格電流以上の電流が流れないように抵抗値を設定します。
計算方は 中学校で習ったはずのオームの法則より R(抵抗)=V(電圧)/I(電流)から 
制限抵抗(Ω)=短絡時電圧(ACアダプタの出力電圧)15V/最大電流(ACアダプタの定格電流)0.5Aとすると
制限抵抗は30Ω  この時の電力損失はW=15V*0.5Aで7.5W (一般的な1/4W抵抗では 7.5/.25=30本束で並列接続する)
と1/4W 900Ω30本となるが 一般的な抵抗値1kΩを30本の束して用いる。


制限抵抗を30Ωとしたときに、バッテリーが約満充電13.8Vのときにトリクル充電される電流は、I(充電電流)=V(電圧差15-13.8)1.2V/R(制限抵抗)30Ω
となり電流は0.04A トリクル充電には十分であろう。(闇電流10〜20mA想定)
※小型バッテリー(原付など)はトリクル電流をもっと小さくする必要があるので、制限抵抗を大きくして調整してくださいね!

さらに、トリクル充電電流を一定にしたいときは定電流ダイオードを制限抵抗の変わりにすれば、バッテリ電圧に関わらず正確に20mAとかになります。
また、安全を見て制限抵抗と直列にダイオードを入れるとバッテリー充電電圧が15V-0.6V(Vf)=14.4Vになり、バッテリの状態遺憾に拘わらず
充電電圧は最高でも14.4Vに制限されます。(このときは前述の抵抗計算の15Vを14.4Vに置き換える必要があります)
またダイオードの定格電流以上の電流が流れたときダイオードが焼損してヒューズの変わりにもなります。
(小信号Siダイオードでも200mAは流すことが出来て、ヒューズより安価です)


バッテリーにはデサルフェーターDSC-003を取り付けておくことをお勧めします。(トリクル+パルス)
この方法で通常の充電器で充電できない(サルフェーションが原因に限る)バッテリーも長時間懸けて再生も可能になります。



お買い物ですが 秋月電子通商にアクセスして  
超小型スイッチングACアダプタ 15V 0.8A(入力100V〜120V)LTE(GFP)101U-1508 を1個  600円です
2.1mm標準DCジャック(パネル取り付け型) MJ-10                        1個  40円
充電クリップ(ワニぐちクリップ) 大型(赤) と(黒)                          各1個  60*2=120円
カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗)1/4W 1KΩ(100本入)                       1袋   100円
以上    860円のお買い物  (別個送料が付きます)
オプションで 低電流ダイオード 及びダイオード等 ご希望によりセレクト
(秋月さんで高級な充電器も販売していますが、こんなもんで十分だと思いますよ・・・)

配線コードは100Vの廃家電のコードで十分です(但し+/-を間違えないように・・・)  もっと細い線でもヨカデスタイ!

DCジャックを接続し易いところに配置して、クリップを固定して充電器の接続をワンタッチにするともっとイイかもしれませんね。


以上    ご参考まで・・・・・・・・・・ 決してお勧めするのではありません。(この件に関するお問い合わせはご容赦下さい)


追加 ACアダプタを利用(改造)してパルス充電器を造る・・・・・(無責任発言につき危険)
秋月で扱っているスイッチングACアダプタは内部スイッチングICに”TOP101”又は互換品をしているようでデータシートをネットで検索してみると
100kHzで固定周数のon/offで制御している様子なので、コントロールをスイッチングしている基準電圧の分圧比を変更してフロート電圧13.8Vに調整し
さらに、出力の平滑コンデンサーと平滑コイルを取り外せば、13.8Vフロート電圧にてパルス充電するものが簡易的に出来そうである。
ただし、出力保護回路がないので前記と同様な保護抵抗は必要であろう。
これに利用するアダプタは勝手に電圧を変更してしまうので、何ボルト仕様でも構わないと思われるので余っているアダプターで遊んでみるのも一興である。
上手くすれば、600円+労賃でパルス充電器が出来てしまうので、勇気のある方は造ってオークションで売ってみては?
(但し 商用電源を利用する機器になるので、認証受けないと販売行為は違法になりますのでご注意!)


ちょっと宣伝にはなりますが、電池駆動型デサルフェーターDSB-004の電池電源入力に余っているACアダプタ(3V〜12V可能)を接続すれば、
常時パルス補充電が可能にはなります。(詳細はDSB-004の取説をお読みくさい)