80日間の充放電により、過放電(10V以下)の状態で約一ヶ月のサルフェーション進行による変化を観察

放電電圧は11Vを下回ってから急速に低下し5Vを下回ったところで低下が収まり安定した。

過放電の状態から充電を開始しても、サルフェーションによる内部抵抗の上昇は殆ど無く問題なく充電できる。
また、解放電領域からの充電時間は規定10時間では少々足りない様子。
50日間の充放電にて9.5Vまで電圧低下の後充電
(バッテリ電圧11.5V以下ではバッテリ消耗が激しい)
※曲線中間の谷は電源の設定不良にて生じたもの






過放電した後でも充電曲線の変化は見られなかった。
(放電量が大きいので時間軸は延びている)
充電開始後しばらく電圧が一定
後の上昇率は前回充電より早く、
前回より早く充電電圧が設定リミットに達して充電電流は減少した






前回より気温が低くなってきているので、温度による容量低下分ほどが改善されているかのうようである。
充電開始後なだらかに充電電圧が上昇
上昇率は前回充電より早く、
充電電圧が設定リミットに達して充電電流は減少した
規定時間内に充電が完了している様に見える。





見にくいが下の黄色の線が充電電流で充電開始後5時間目から下がり充電終了時間10時間目には0.2Aとなっている
充電開始後なだらかに充電電圧が上昇
後、ほぼ定電圧状態
充電開始と共に充電電圧は急峻に上昇
後、ほぼ定電圧状態となった。
内部抵抗が非常に大きく通常の充電器では充電不能

デサルフェーター  充電効率追跡 結果    2008/10/31

デサルフェーター DSC-003をバッテリーに取り付け付けた状態で、充電と自然放電(DSC-003消費電流含む)を繰り返した時の
放電率と充電状態を追跡したもので有る。
実験に使用したバッテリーは原付用の小型シールドバッテリー 容量 3Ah/10Hr (指定充電電流 0.4A 5〜10Hr)

メーカー YUASA YT4L-BSで、通常充電が行えない状態ものであった。



以下のグラフは初回充電、2回目、3回目の充電状態を比較したグラフである。
初回充電において、2008/8/21 開放電圧11.82Vより 7:57に定電流0.4Aで充電開始、充電終了時間まで0.4Aを保持した。
2回目 初回充電より30日後 開放電圧が11.63Vになり容量のほぼ100%放電終了にて、再充電開始
3回目 2回目充電より37日後 開放電圧が11.62Vとなり、再充電開始
4回目 3日目充電より38日後 開放電圧が11.62Vとなり、再充電開始
充電条件は定電流電源電源よりリミット電圧17.5Vにて充電時間と電流、電圧をモニタープロットしたものである。



2008/12/8 追加


2009/1/30 追加

2009/4/10 追加

これらの中間結果より、通常100%放電禁物のクランキングバッテリーにおいて
0-100%の完全充放電を行ってもバッテリー性能の低下が見られるどころか完全放電に至る過程においても
バッテリー性能の回復が顕著に見られることが実証できた。(個体数が少ないので完璧ではない)

うがった見方をすれば、クランキングバッテリー(瞬発大電流)にてディープサイクル(持続性)と同等性能以上を発揮できる可能性もある。
まだ、様々な検証が必要であるが、少なくともこの実験期間3ヶ月程度で大きな改善があったことは確かである。
また本実験のバッテリーは原付用の小型であるので比較的短期間に回復効果があったとも考えられるが
通常の自動車ではこの容量の十倍以上の容量があるので回復効果も十倍以上の時間が掛かるかも知れない。
しかし、時間と関わりなく劣化は防止されるので、長期放電状態にあっても劣化は阻止され、再充電することで
継続利用が可能になるものと確信する。


また、この結果はサルフェーション除去効果は充電時でなく放電時にても十分な効果の実証がされた。
(パルス充電だけがサルフェーション除去効果が有るのではない)

2009/4/10追加の充電電圧グラフから解るように、デサルフェーターを装着しての過放電放置において、
放電状態であっても、サルフェーションの進行は殆ど無く、そのまま再充電して利用することが可能であることが実証できた