定位照射法の応用


定位照射とは、(Stereotactic「定位的」 Radiosurgery「放射線手術」) 私的には「multi」を付加して 多方位極集中照射と謳いところである。
(三次元測定機では門型(3軸)ではこの方法は取れないが、多関節(5-6軸)では座標(xyz)に対して角度(αβ)の多方向からのアプローチが可能である)
多方向から定位一点に放射線を掛けるので、定位以外の放射線が通過する量が少なくて済むことになる。
ガンマナイフ方式では多数の放射線源を一点に向けて多数配置して一点の焦点に集める。(レーザー核融合もこの方式でレーザービームを一点集中している)

がん治療では、腫瘍の位置が確定できない場合は、全体的に照射して見えない癌を退治するのに対して、
定位照射では、MRI等で発見した見える癌に対して放射線を集中砲火して、敵陣のみ焼き尽くし、その他の民家などに被害を最小限にしようとするものである。

しかし、最小限とは言え、有限の多方向なのである程度の被害は出てくる。 これを理論的に最小限にする方法が小線源(癌に放射線減を埋め込んしまう)である。
また、MRIで測定した位置から動くと狙いが定まらず手中放火できない(このため頭部(頭蓋骨により位置決めできるところに限って保険認可されている様子)だが、最近は息をする体動レベルは追尾補正出来るようになり、肺がん、乳がんにも適用され始めたようである

定位照射で代表的にはサイバーナイフ、ガンマナイフ等様々方式があるが、サイバーナイフは産業用6軸ロボット(残念ながら日本製ではないもよう)にリニアック(放射線照射装置)と前後左右上下、あらゆる方向から照射する方法であり、産業用ロボットを医学にそのまま流用するとゆう珍しい装置であり、照射方向の自由度が大きく、コスト面でも将来性が高いと機械装置として評価できる。
(現在6億円ほどするらしいが、ロボットは自体千万単位なので、量産により一桁コストが下がるかもしれない)
尚、IMRT等は円筒座標系(x,r,θの輪切り断面でrに放射線強度を用いている模様)の動作範囲なので照射方向の自由度が小さく(反面高速スキャンができる)
 もう少しすれば、パラレルリンク(パラレルロッド)方式のパラバーナイフが出現するかもしれない。(間接ロボットより速度及び精度が優る)


吸引カップにより癌(腫瘍)の位置の特定が確実で、照射し易い位置に固定できるなら・・・
(ガンマナイフ方式ではミリ単位の位置精度の確保のため頭蓋骨に直接治具を装着している)



舌先の様に任意に動いてしまう所も、カップに固定して確実に放射線を確実に当て

乳房のように柔くて、重力によっても移動してしまうな場所も、カップで持ち上げた所以外は放射線遮蔽して余計な被曝を無くす。

そして、余計なところは放射線より防御することも容易なので、妊婦でも適用可能になるかもしれない。